■金継ぎとは?
金継ぎってあまり聞きなれない言葉ですが
要は割れたり欠けたりした食器の修理の事です。
むかしは金継ぎ専門の店や職人もいたのですが
現在は使い捨ての時代で修理する事なく
捨ててしまうのが現状です。
しかしこういう仕事をしていて多くの作家さんと出会い
作品と出会い、手作りのモノ達を使っていて
気に入っているモノが壊れてそのまま捨ててしまう事に
さみしさを感じて・・・
自分でやっちゃえ!
で、趣味で始めてみました。
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割れ直し後ののお皿
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■モノを大切に思う気持ち
最初は失敗が多くお世辞でも美しくは出来ませんでしたが
そんなモノでもかわいい?というか・・・
情がうつるというか・・・
自分の食器はもちろんですが
人の食器も修理した後手放したくなくなる。。。
そんな気持ちを味わうようになりました。
モノに対してこんな感情というのはあまり感じた事がありませんでした。
モノを大切に思う気持ち・・・
育っちゃったかも・・・
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割れ直し&欠け直し後の器

取って割れ直しの器
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■料金は・・・?
漆をつかって修理しているので時間はかかりますが
それでもよければ修理を請け負っています。
職人さんのようには出来ませんが
直した食器が愛されるようになればと
心を込めて直しています。
料金は相場が分からないので
金の値段と材料費ぐらい頂いています。
小さい器 (小皿、お茶碗、取り皿、カップ等)
欠け損傷 800円
割れ損傷 2000円
大きな器 (大皿、花器、どんぶり等)
欠け損傷 800円
割れ損傷 2000円
大きな割れ損傷 は要相談
注 ひび割れは接合させるため割ってからの修理となります。
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欠け直し中

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■簡単なやり方!
最初に注意点。漆を使います。取り扱いにはじゅうぶん注意してください。
もし、漆によるかぶれが生じた場合、速やかな医師の受診をおすすめします。
用意するもの
@生漆 A純金粉 B陶磁器用ボンド Cとの粉 D研磨紙(ペーパーヤスリ、600、1000) E細筆2本
F漆練りヘラ Gゴム手袋 H乾燥室 I下敷き
家庭で用意できる必要品
J割り箸 Kティッシュペーパー L新聞紙 Mビニール袋(ゴミ袋として) Nカッターナイフ Oベンジン
Pサラダ油

H乾燥室
注 @生漆A純銀粉は専門店でないと手に入らないです。(ネットなどで・・・)
Oベンジンはお近くの薬局で。それ以外はホームセンター等で買えます。
簡単 割れ直し
割れ直しの工程画像がありません。出来次第アップします。
はじめに・・・
本格的には糊漆(米と漆を混ぜた糊)をつくり接合しますが
当店では市販の陶磁器ボンドでの簡単修理をいたしております。
1、割れたかけらの部位を把握する為、パズルのようにシュミレーションします。
2、小さい部位同士から接合し、パーツ数を最小限にします。
このB陶磁器ボンドは2種類の液を混ぜて固めますが、1分用、5分用、10分用と種類があります。
小さい接合はすぐ乾くものが便利ですが、大きな接合は塗っている間に乾く恐れがあるので長めを
使用すると便利です。
3、糊が乾いたら、接合部からはみ出した糊を取り除きます。
4、、パーツが無く欠けが生じているばあい、欠けなおしを行います。また、接合部に段差が生じた場合
錆漆を使い段差を無くしましょう。
←接合部分の段差を直したモノ。
5、乾燥したあと、金を付ける割れ目にそって漆をつけます。欠け直し7からの工程をなぞります。
6、完成です。

簡単 欠けなおし
1、漆を扱うその前の下準備
●錆漆(パテの様なもの)を欠けに詰める為の割り箸を削ります。
←割り箸の先が小さなヘラのようになる感じに削る。
●漆をj乾かすため湿度が必要になります。
新聞紙に水を含ませH乾燥室にあらかじめ入れておきましょう。
2、錆漆を作る。(作業はゴム手袋をして行いましょう)
←FヘラでCとの粉と水(ほんの少量)を混ぜて泥の様に粘りを出した
モノ(団子になりそうな位)に@漆を同量程度混ぜます。
3、錆漆を欠けた部分に詰めます。
←錆漆を割り箸の先に付けて欠けた部分に詰めます。
このとき少し多めにふっくらと、1mm程度の高さを出すとよいです。
欠けが大きい場合一度にやらず何度かに分ける事をオススメします。
4、速やかに乾燥室へ
←先ほど濡らした新聞紙をしいた乾燥室に速やかに移動し蓋をします。
3日以上の乾燥させます。(乾かない場合湿気が足りないか、漆が
足りないためです。そのときは綺麗に取り除きやり直し)
5、道具のを洗いましょう (気を抜くと一番漆に触れてしまう作業が片付けです)
←大雑把にティッシュで拭き取りゴミ袋(スーパーの袋が便利)にそのま
ま捨てます。その後、ベンジンで綺麗に消毒する様に拭き取ります。
(割り箸は廃棄。@漆チューブの口G手袋消毒には細心の注意を。)
6、三日後、乾いた錆漆を削ります。
←塗りが施してある食器に傷が付かないように錆漆の周りをセロテープ
などでガードするとよいでしょう。
←D研磨紙は最初に荒い500か600の研磨紙を使い、後に1000で
艶を出すようにすると良いです。
7、金をおく前に漆を塗りましょう。
←E漆専用の細筆で欠け埋めした部分に漆を塗ります。
←塗り終えたら速やかに乾燥室へ入れて乾燥させます。
金を付けるタイミングは、季節、気温、湿度により乾燥時間が変わり
ます。1時間〜3時間半を目安に見つけましょう。
(個人的にこのタイミングが金継ぎ肯定で一番難しいと思います。)
8、道具を洗いましょう。
←5の工程のように漆を拭き取ったらベンジンで消毒しましょう。
細筆はベンジンを皿に取り洗うと良いでしょう。
9、金をのせましょう。
←1時間〜3時間後。ちょっとテカりの残る感じに乾いたら金を付けます。
←A純金粉は10円玉で四方をおさえ、くしゃみに気をつけましょう。
←E金用細筆で金を叩くように付けましょう。この時、漆を塗った部分から
はみ出さないように付けると仕上がりが綺麗です。
●その後、速やかにH乾燥室にもどし一日以上乾かしましょう。
10、仕上げ
←最後にPサラダ油で艶をだします。
11、完成
←完成。3週間から1ヶ月放置するとより漆は固まり頑丈になります。 |